2015年 07月 18日
お別れの会
カトリック教会では、葬儀ミサから出棺まで、聖歌をいくつも歌い続けます。
声を合わせて歌うことで、祈りが遠くまで届く、と信じているためです。
ミサの間、喪主である長女さんは、遺族席でなく、パイプオルガンの前。
旅立たれたお母様、ご家族、お別れに集まった人たちのために、いつもどおり、心をこめて伴奏を続けられていました。
彼女らしいお別れの会、と感じました。
音楽の先生をされていたお母様も一緒に演奏し、皆の声に合わせて歌ってくださっているような気がしました。
「お茶目でかわいらしい母・・・」と娘さんがご挨拶。
祭壇の前でお花に囲まれ、ピンクの口紅がお似合いのお母様でした。
遺された娘さんたち、そのご家族、みんなのことを、また会う日まで、見守ってくださることでしょう。
安らかに憩いの時を過ごされますように。